11月24日に第75回関西学生駅伝が開催され、本学もシード校として出場した。
昨年まではびわ湖で行なわれていたが、今年から場所を京都丹後に移し開催された。
駅伝は、久美浜の浜公園をスタートし、ゴールの宮津市役所まで
全8区間、81.2kmで行なわれた。
1区:富山(4年生)
駅伝で最も重要なことは、1区で1位との差をあけられず、
良い流れで2区に襷を渡すことが重要であり、
区間順位より1位とのタイム差が重要になってくる。
その重要区間に主将の富山が出場した。
1位と30秒以内の差という優勝圏内で2区に襷をつないだ。
2区:谷本(3年生)
距離は短いがのぼりが多いとても難易度の高い区間。
1区の流れをそのままキープできるかで総合順位が
決まるとも言われる花の2区にエースの谷本が登場。
全日本では1区で不本意な結果だったが、
今回は見事8人を抜いて5位まで順位を上げた。
まさしく花の2区を全うしてくれた。
3区:松下(4年生)
松下は、メンバーの中で唯一全日本大学駅伝を
走ることが出来なかった一人である。
4年生で最後の駅伝にしっかりあわせることができ、
今回メンバーに入ってきた。
因みに松下は昨年のこの大会で区間賞を獲得しており、
駅伝の強い選手である。
1人抜いて単独4位で4区に襷を渡す。
4区:山口(3年生)
山口は主務をしながら選手としても頑張り、
メンバーを勝ち取った選手である。
全日本でも好走を見せたが、関西学生駅伝でも
区間4位とロードレースの強さを見せ付け、健闘した。
因みに区間賞を獲得して選手とはわずか12秒差と僅差であった。
5区:為石(4年生)
5区は7区と並んでこの駅伝最長区間であり、
エースが集う区間でもある。
そこに経験豊富な為石が走った。
ライバルの関西学院大学に若干追いつかれるも
粘りの走りで6区に襷をつないだ。
6区:藤原(2年生)
1・2年生の中で唯一メンバーとして選ばれたのが、
6区を走った藤原である。
全日本大学駅伝では緊張のため力を
出し切ることができず悔しい思いをしたが、全日本の
経験をいかして関西学生駅伝では見事に区間4位と
大健闘を見せた。
将来大阪経済大学のエースとしての活躍が期待される選手である。
7区:溝渕(3年生)
5区と並んで最長区間なのが7区である。
距離が長いほど力を発揮する溝渕が走ったが、
全日本大学駅伝でもアンカーで最長区間を走り
区間13位と好走を見せた選手である。
この大会でも持ち前の粘りをみせ、エース区間で
区間4位と大健闘を見せた。
8区:津田(3年生)
アンカーは本学スピードナンバー1でラスト勝負になれば
絶対の自信を持つ津田が登場。
アンカーは区間タイムは関係なく、とにかく前の選手に
勝たないといけなく、最後の決着がつく重要な区間である。
津田は昨年関西学院大学と同タイム着差で負け
4位になった経験を持つ。
しかし再度リベンジの意味も込めてアンカーに投入した。
今年も奇しくも関西学院大学とほぼ同時に襷を受けた。
さらに今年は京都大学も加わって3大学で3位を争うことになった。
予想通りけん制となったが昨年の経験をいかして
終始ラストスパートに向けて冷静に走った津田が、
関西学院大学と同タイムではあったものの、同タイム着差で
今年は津田に軍配が上がった。
初のコースなので区間配置は慎重に行い、見事に作戦が
的中して3位に入賞することが出来た。
今年最後の駅伝を走り終え、目標の3位で今シーズンを
締めくくることができ、これからの冬季走り込みにも繋がる結果であった。
次年度は、2位の立命館大学より先行し、関西2位となって伊勢路走る
全日本大学駅伝だけでなく、出雲大学駅伝出場も目指したい。
今後ともご声援のほど、よろしくお願い致します。