鈴木です。
 
私の住んでいるパリ14区には、モンパルナス墓地という広い墓地があります。
 
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ここモンパルナス墓地には、多くの著名人が埋葬されていて、案内所にはその場所が記された
お墓マップなるものが置かれています。
 
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手前M.D.というイニシャル、こちらは作家や映画監督でもあるマルグリット・デュラス(1914-1996)。
本名もイニシャルにするとDになるようです。
どっちかな?
作家であった彼女には、多くのペンが供えられています。
映画化された『愛人/ラマン』は日本でも話題になりました。
ちゃんとした映画ですが、見るときは一人で見たほうがいいかなー
 
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こちらはセルジュ・ゲンズブール(1928-1991)。
キャベツやメトロのチケット、これらも彼の作品とゆかりがあります。
 
私のやっている「フランス語圏文化論」という授業では、フランスのポップ・ミュージックを
扱うコーナーがあるのですが、そこで私は彼の歌を歌ったことがあります。
ゲンズブールさんは声が低いので、私でも無理なく歌えます。
 
そして、今回はじめて気付いたのが、こちら
 
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ジャンポール・サルトルとシモーヌ・ド・ボーヴォワールのお墓。
墓石のところどころに「赤い何か」が見えませんか?
アップにしてみましょう。
 
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わかりました?
 
・・・・・・キス・マークですね!!
 
実存主義哲学者のサルトルと、『第二の性』のボーヴォワールは、正式な結婚こそしなかったものの、
生涯を通じて二人は寄り添いました。
そんなラブリーなエピソードが偲ばれます。
 
ところで、こうしてお墓を訪ね歩いていると、なにか故人が語りかけてくるような気がしてきます。
「さあ、君はどう生きるの?」ってね。
 
さてさて・・・・・・
 
「まだまだこちらに未練があるので、もうしばらくそちらでお待ち下さい。」

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鈴木隆芳
経済学部 経済学科
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