なにを真剣にやっているのかといいますと、題して、プチ卒論シミュレーション。
ゼミでは4年生で卒業論文を書くのですが、
ここでは、仮にこのテーマで卒論を書くとしたら、
みなさんなら、なにを調べて、どのように展開しますか?
というシミュレーション形式のワークショップです。
テーマはざっとこんな感じ。
1.食の安全 2.コミュニケーション断絶 3.男女機会均等
4.ブラック企業 5.少子化 6.外国語教育
7.移民 8.所得格差 9.防災
10.自然破壊 11.SNS濫用
どれも一見なんとかなりそうに見えるけど、
いざやってみると、一筋縄ではいかない問題だったりします。
5番の少子化は、7番の移民や、8番の所得格差とも関連していますし。
このうち一つが各自に振り当てられ、自分で考えたり、
スマホで調べたりしながら、1時間半後に発表という、
なかなかハードな展開です。だからこんなに真剣なんです。
夕食をはさみ、さらに新たなワークショップ。
今度は、嗅覚&味覚のトレーニングです。
ゼミ長からのブドウ品種や試飲方法の説明を傾聴していますね。
ワインに使われているブドウの品種や、産地を推理してみよう、
というブラインド・テイスティングです。
3年生ですので、すでに皆さん20歳を過ぎてはいるのですが、
ほとんどのゼミ生は、ワインを飲み比べるのは始めてだったようです。
それでも、中には高い的中率を誇った人もいたので、
将来のソムリエ(ソムリエール)候補になりそうです。
ワインを飲む頻度と味の好みに相関性はあるのか?
という真面目なデータ収集の一環でもあります。
ところで、ワインだけではなく、大人の食べ物や飲物って、
最初から「あー美味しい!!」と思うことって少なくありませんか?
むしろ「えーなにこれ?」という違和感が先立つ。
でも、少し自分の好みを抑えて、我慢して味わったりしていると、
それをやがて美味しいと感じるようになったりする。
違和感が共感へと変っていく、そんな感じ。
どうやら、これって味の話だけではないようです。
感動するにも、下準備が要るってことかな。
みなさんにはそんな経験ありませんか?
2018年9月8日から一泊二日で、コープ・イン・京都でゼミ合宿をしてきました。