2023年6月11日(日)関西学連出場大学選考会がヤンマーフィールド長居で行われた。
レース開始の18:00でも蒸し暑く、選手にとっては厳しいコンデションであった。
レースは10,000メートルを各大学10人の選手が4組に分かれて走り、各チームの上位8人の合計タイムで競われる。
1組目は暑さの影響かスローペースでレースは進む。佐藤颯(経済学部:3年生)、寺谷壮太(人間科学部:3年生)は序盤、先頭集団前方につける。中盤を過ぎて、先頭が仕掛けて来る。一時は離される場面もあったが、最後はしっかりラストスパートをかけることができ佐藤4着、寺谷5着と2名とも好順位でゴールした。
2組目には中角航大 (情報社会学部:4年生)、井上瑞貴 (経済学部:4年生)、婦木拓実 (経済学部:2年生)の3名が登場。昨年は、駅伝でも活躍を見せた経験豊富な3名である。終盤、先頭がペースを上げる中、婦木が何とか食らいつく。そして中角・井上も引き離されまいと4年生の意地と粘りの走りを見せる。3名とも、3組目に勢いをつける順位でゴールした。
3組目は、昨年の予選会で唯一29分台をたたき出した、島野和志 (人間科学部:4年生)と、本学唯一の1年生京川大真 (人間科学部:1年生)が登場。序盤から、関西学生記録保持者の関西大学の選手がぶっ飛ばす中、島野・京川は冷静に第2集団につく。終盤、島野はエースらしい走りでトップにじりじり追いつく走りを見せ、好タイムでゴールした。京川も1年生ながら積極的かつ粘りのある走りで、自己ベストを7秒も更新する好タイムでゴールした。
4組目は、各大学エースが揃う最終組である。その最終組に、経験豊富で実力者の坂本智基 (経済学部:4年生)、主将の杉本平汰 (情報社会学部:4年生)、昨年の出雲全日本大学駅伝を走ってからみるみる力をつけてきた、新博貴 (人間科学部:2年生)の3名が登場。立命館大学の選手が爆走する中、3名は第2集団で冷静に状況判断しながらレースを進めた。ハイスピードのレースの中、3名ともしっかり粘り、全体5位となる組4着で新がゴール。この大舞台で見事にベストタイムを20秒も更新した。新に続いて組5着で坂本もゴール。後半疲れたものの、主将としてしっかり最後まで粘りの走りを見せた杉本も30分30秒という好タイムでゴールした。
昨年は創部初めて関西1位での通過を達成したが、今年も2年連続での1位通過。関西1位は、決して偶然ではなかったことを実力で証明した。そして、3年連続で全日本大学駅伝、出雲全日本大学選抜駅伝の切符をもぎ取った。
<結果>
【総合結果】
1位 大阪経済大学 4時間04分22秒65
2位 立命館大学 4時間05分00秒21
3位 関西大学 4時間05分41秒63
4位 関西学院大学 4時間06分29秒52
【個人結果】
〔1組目〕
佐藤 颯 (経済学部:3年生):31分39秒53〔組4着(全体:54位)〕
寺谷 壮汰 (人間科学部:3年生):31分42秒60〔組5着(全体:55位)〕
〔2組目〕
婦木 拓実 (経済学部:2年生):30分51秒82〔組6着(全体:29位)〕
中角 航大 (情報社会学部:4年生):31分01秒87〔組11着(全体:36位)〕
井上 瑞貴 (経済学部:4年生):31分06秒57〔組12着(全体:37位)〕
〔3組目〕
島野 和志 (人間科学部:4年生):30分15秒90〔組3着(全体:12位)〕
京川 大真 (人間科学部:1年生):30分26秒78〔組4着(全体:16位)〕
〔4組目〕
新 博貴 (人間科学部:2年生):30分02秒99〔組4着(全体:5位)〕
坂本 智基 (経済学部:4年生):30分06秒65〔組5着(全体:6位)〕
杉本 平汰 (情報社会学部:4年生):30分30秒07〔組14着(全体:18位)〕