6月19日に西京極陸上競技場で行われた「第54回全日本大学駅伝 関西学連出場大学選考会」にて、
大学では初となる関西1位通過となり、2年連続で「出雲全日本大学選抜駅伝競走」の出場権を獲得した。
2年連続ということもあって、目標は昨年以上の結果が求められる。
緊張感高まる中、10月10日(月)13時05分にスタートが切られた。
1区(8.0km)は先手必勝のスピード駅伝と言われる出雲駅伝において、各大学の勝負師が登場する区間である。
その重要な1区を任されたのが、今年大躍進した杉本翔(4年生:経営学部)である。
暴風吹き荒れる中、ハイスピードでレースはスタートした。
1区の杉本は中盤まで集団に食らいつく好走を見せ、1位の中央大学が区間記録とほぼ同タイムで走る
ハイペースなレースのなか、終盤までしっかりと粘り、前を追える位置で2区にタスキを繋いだ。
2区(5.8km)は1区の勢いを維持し、後続のランナーに良い流れをキープさせることができるかがかかっている
重要な区間である。2区の井上瑞貴(3年生:経済学部)は駅伝直前の学内選考でチームトップのラストの切れ味を見せ、
この区間に抜擢。先行する関西大学を抜き去り、勢いをさらに加速させ3区の片山にタスキを繋いだ。
3区(8.5km)は風向きが前半と後半で切り替わり、各大学のエースが揃う区間。
その3区を任されたのが主将の片山蓮(4年生:経営学部)である。
今までチームを引っ張ってきた主将が、持ち前のタフな走りで各大学のエースに劣らぬ力走を見せ、
先行する第一工科大学を抜き去り順位を一つ上げて、15位で4区へタスキを繋いだ。
4区(6.2km)は、強い向かい風が吹き続ける区間。起用されたのは夏合宿から頭角を表した
1年生の新博貴(1年生:人間科学部)である。大学デビュー戦であったが、堂々とした走りで向かい風に強い自分の強みを活かし、
終始単独走の過酷な条件のなか順位をキープして5区へタスキを繋いだ。
5区(6.4km)は後半の流れに勢いをつける重要な区間。その区間に昨年アンカーで逆転劇を演じた
中角航大(3年生:情報社会学部)が登場した。昨年末から半年以上故障に苦しみ、今大会が今年初レースとなったが、
復帰レースとは思えない好走で先行する北海道学連選抜を抜き去り、さらに1分以上前を走っていた立命館大学を猛追し、
13位の立命館大学と5秒差まで詰める力走を見せ、アンカーの6区へタスキを繋いだ。
6区(10.2km)は最長区間であり、本学からは6月の全日本大学駅伝関西地区予選会で
「学内ナンバー1」のタイムで走った島野和志(3年生:人間科学部)が登場した。
冷静な走りで先行する立命館大学に追いつき、1分前を走っていた12位の環太平洋大学を関西の2チームで追いかけた。
ラストは環太平洋大学と6秒まで差を詰めたが惜しくも届かず、14位をキープしてゴールした。
昨年より順位を落とした形となったが、暴風吹き荒れる厳しい環境の中、全区間で昨年の記録を超え、
大阪経済大学の過去最高記録(2021年度:2時間21分48秒)を3分29秒も更新してくれた。
この勢いをそのまま、11月6日の全日本大学駅伝では、「関西ナンバー1」と「打倒関東勢」を目指して頑張ってもらいたい。
【結果】総合(45.1km):2時間18分19秒(14位)
1区(8.0km):杉本 翔(経営4):24分11秒(区間17位)
2区(5.8km):井上瑞貴(経済3):16分53秒(区間15位)
3区(8.5km):片山 蓮(経営4):25分30秒(区間14位)
4区(6.2km):新 博貴(人科1):19分43秒(区間15位)
5区(6.4km):中角航大(情社3):20分39秒(区間13位)
6区(10.5km):島野和志(人科3):31分23秒(区間14位)