陸上競技部(長距離) 全日本大学駅伝 3年ぶり伊勢路に挑む

613日に西京極陸上競技場で行われた「第53回全日本大学駅伝 関西学連出場大学選考会」にて関西3位となり、3年ぶりに「第53回全日本大学駅伝」の出場権を獲得した。

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1区は出遅れを防ぐために各大学エース級の選手を揃える区間。1区を走った島野は、区間26位と出遅れはしたものの、自己ベストを遥かに上回るペースで進む中、何とか耐え抜き関西トップの立命館大学と1分少々の差でまとめて2区にタスキを繋いだ。

2区は前半区間ということもあり、まだ前との差が少なく順位が大きく変動する区間。2区は順位を下げれば3区以降の流れを悪くし、逆に順位を上げれば3区以降波に乗るためエース級の選手が集まる。坂本は持ち前のスピードを活かし好走をみせ、26位で受けたタスキを21位まで引き上げ、3区以降に勢いをつけた。

3区は前半区間と後半区間を繋ぐチームの流れを左右する重要な区間。3年生の佐々木。もともとエース級の選手でありながら、出雲駅伝には故障のため出走できなかった。今年度大学駅伝の初駅伝ということもあり、気持ちが入ったガッツある走りで順位を2つ上げ、チームに勢いをつけて4区へタスキを繋いだ。

4区は小刻みなアップダウンの続く難しい区間。4区の藤原は、メンバーの中で唯一の4年生。最後の全日本大学駅伝ということもあり今回は気合が入っていた。関西の強豪である立命館大学の選手よりも速い好タイムで駆け抜け、5区へタスキを繋いだ。

区は当日エントリー変更で1年生の藤村。藤村は1年生ながら春の関西学生陸上競技対校選手権大会(関西インカレ)ハーフマラソンに出場した即戦力。努力を惜しまない性格で夏場も走り込みを続けたことによる疲れから、夏明けは不調な時期もあったが、ここに来て藤村らしい走りができ、今回メンバーを勝ちとった。長い距離に強い特性を十分発揮し、順位をキープして6区に繋いだ。

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6区も5区に引き続き1年生の寺谷光汰が走った。出雲大学駅伝でもメンバーで好走を見せた選手。最後まで自校のタスキを繋ぐためには落とせない重要な区間。同級生からの襷をしっかり7区に繋いだ。

7区の杉本は、大学初の駅伝。シーズン前半は怪我が続いたが、練習を積み重ねて関西学生陸上競技対校選手権大会(関西インカレ)において、3000m障害では優勝を果たした。日々の努力の甲斐もあり、初駅伝で2番目に長い重要な区間を任された。周りに左右されない落ち着いた走りをみせ、最終区である8区にタスキを繋いだ。

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8区は最長区間であり、各大学エースが揃う重要区間。大阪経済大学はエースの中角。中角は出雲大学駅伝でも最長のアンカーを務め、順位を上げた立役者。今回は8区で惜しくもタスキがつながらず、一斉スタートとなってしまったが、中角は堅実な走りを見せ、エース区間を区間18位で走り抜いた。

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今回17位以内を目標としていたこともあり、19位という結果には悔しさが残るが、この経験を2週間後の関西学生駅伝(丹後駅伝)、そして来年の全日本大学駅伝に繋げてもらいたい。

【結果】総合:5時間3317

 1区:島野 和志 (人間科学部:2年生) :2901秒(区間26位)
 2区:坂本 智基 (経済学部:2年生)  :3351秒(区間18位)
 3区:佐々木凜太郎(情報社会学部:3年生):3612秒(区間21位)
 4区:藤原 亮太 (経済学部:4年生)  :3620秒(区間18位)
 5区:藤村 晴夫 (情報社会学部:1年生):3858秒(区間20位)
 6区:寺谷 光汰 (人間科学部:1年生) :4050秒(区間22位)
 7区:杉本 平汰 (情報社会学部:2年生):5604秒(区間22位)
 8区:中角 航大 (情報社会学部:2年生):1時間0201秒(区間18位)

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