2021年9月30日(木)、体育会準硬式野球部が26年ぶり3回目の全国制覇を果たした。
2回戦から準決勝まで、総合力の高さが光る戦いを続いてきた準硬式野球部。新型コロナウイルスの影響で満足な調整ができず、悪天候に見舞われ1か月以上も大会が延期されるなど、様々な困難を乗り越え、ついに最終決戦を迎えた。決勝戦の相手は同リーグの強豪近畿大学を破った専修大学。準決勝と同じくベストメンバーで臨んだ。
先発はエースの齋藤(経済4)。準々決勝から3戦連続の先発で疲労も心配されたが、1回から持ち味を発揮し、まずは3者凡退に抑える。2回からは何度か走者を背負うも打たせて取るピッチングで4回までを無失点に抑えた。一方の打線は相手投手の緩急に苦しめられ3回までヒット1本に抑えられるが、4回裏に3番成清(情社4)、4番橋本圭(人科4)の連続四球から犠打で1死2,3塁のチャンスをつくる。ここで6番小川(経済4)が中犠飛を放ち、待望の先制点を挙げる。5回からは投手を福島(経営3)にスイッチ。130km台中盤の速球で相手打者を次々と打ち取り、流れをさらに引き寄せる。福島の投球でさらに勢いがつき、8番橋本大(人科2)が四球、9番伊藤(経済1)が二塁への内野安打で再びチャンスを演出。続く1番宇野(情社4)が初球を捉え左前安打。1点を追加し、さらにパスボールで1点を加え、5回を終え3-0とする。8回裏にも5番佐々木(経済4)の右二塁打、6番小川の犠打で1死3塁のチャンスを作り、7番大手の中犠飛で1点を追加した。5回から登板した福島は7回に1点を失うも、9回までリードを守り続ける。最後の打者を一直で打ち取り、主務としてチームを支え続けた一塁手の小川がウイニングボールをキャッチし試合が終了した。
<試合結果>
専修大学 000 000 100 1
大阪経済大学 000 120 01 × 4
<先発メンバ―>
1番 中堅手 宇 野(情社4:常翔学園)
2番 二塁手 森 (経営4:京都外大西)
3番 D H 成 清(情社4:市立尼崎)
4番 捕 手 橋本圭(人科4:済美)
5番 右翼手 佐々木(経済4:北陸)
6番 一塁手 小 川(経済4:知徳)
7番 左翼手 大 手(人科3:八戸学院光星)
8番 三塁手 橋本大(人科2:三田松聖)
9番 遊撃手 伊 藤(経済1)
投 手 福 島(経営3:光泉)
昨年、大会中止で涙をのんだ先輩たちの思いも背負って戦った選手達。多くの汗を流し、多くの困難を乗り越え、日本一のチームへとたどり着いた。準硬式野球部、全国制覇おめでとう!
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