2019年11月16日(土)第81回関西学生対校駅伝競走大会(丹後大学駅伝)が丹後半島の久美浜公園から宮津市役所までの8区間81.4kmを舞台に行われた。「西の箱根」とも呼ばれる伝統ある大会で注目度も高い。本学は昨年、一昨年続けて6位に終わり、不本意な結果が続いていた。今年の目標は3位。目標を果たしてほしいところである。
第1区9.0kmは、松原(情報社会学部4年生)が走る。スタートからトップ集団で走り、途中で立命館に置いていかれるが、2位京産大と2秒差の3位で好位置につける。
第2区7.7kmは、コース後半の上り坂の能力を見込んだ抜擢で駅伝初出場の楠田(人間科学部2年生)。前半の平坦区間で抜かれ5位で襷を渡す。
第3区7.0kmは下り坂に強い谷本(経営学部3年生)。竹澤ヘッドコーチの抜擢に応える激走で順位を2位に持ち上げる。
第4区9.8kmは主将山口(経営学部4年生)。区間4位のタイム、3位で襷をつなぐ。このあたりになると実力差から集団は崩れ、先頭から後方まで相当な差がついてくる。
第5区12.3kmは副主将内山(経営学部4年生)。山口と同じ区間4位、4位で襷をつなぐ。
第6区13.3kmはエース富田(経済学部3年生)。全日本大学駅伝の全日本選抜チームにも参加した実力の持ち主。区間3位の走りを見せ、順位を3位に持ち上げる。
第7区13.3kmは1年生にして出場の片山(経営学部1年生)。区間8位のタイムではあるが、4位を維持。アンカーにつなぐ。
第8区11.7kmアンカーは伊吹(人間科学部4年生)。3年連続でアンカーを務め、この区間は熟知している。3位の京産大と1分差で襷をもらい、区間2位の走りで肉迫するがゴールまでに追いつくことはできず4位でフィニッシュした。昨年の記録を全体で6分縮め、練習の成果を発揮した。
今大会は、立命館大学が大会記録を10分縮める大会新記録で優勝。アンカー区間では5位以下が繰り上げスタートとなる異常な展開。その中で本学は最後まで襷をつなぎ、伝統校の矜持を見せた。来年の全日本大学駅伝(伊勢駅伝)の出場枠は4枠。出雲大学駅伝は3枠。上位3強の一角を崩し、両駅伝を走ってもらいたい。