こんにちは!HKYです。
今回からは諸本さんの卒業論文についての
お話です。どうぞ!
H:話は変わって、卒業論文について教えてください。
まず、テーマは何ですか?
諸:「選択と決定を追及
一杯の紅茶から分かる自己決定の裏側」です。
(諸本さんたちの研究内容が大きく取り上げられました)
H:どんな内容なんですか?
諸:行動経済学の分野に
アナウンスメント効果というのがあります。
そこに着目し実験を重ねました。
H:どんな実験をしたの?
諸:紅茶を街ゆく人に飲んでもらうのですが、
事前に情報を与えてから飲んでもらうのと、
何の情報もないまま飲んでもらうのとでは
結果が異なります。
もちろん情報を与えられた方は、
その情報によって判断をしていく傾向があります。
実験は紅茶ですが、
これを政治活動や経済活動に置きかえるとどうなるか。
仮にマスメディアやネットの影響で
無意識のうちに他人によって作為的に意思決定を
コントロールされているのだとすると、
とても危険なことではないかと考えるわけです。
(ZEMI-1グランプリではパソコンの操作で大活躍)
H:なるほど、確かにそうですね。
実験をする上で大変だったことはありました?
諸:紅茶を街ゆく人に飲んでもらうのが如何に難しいか。
なかなか飲んでもらえないんです。当たり前ですけど。
H:僕なら絶対飲まないです(笑)
諸:ですよね。
でも、飲んでもらえない理由を考えて、
改善していくことで500サンプルが集まりました。
H:どんな改善をしたの?
諸:「時間帯」・「場所」・「話し方」です。
この3つはかなり重要なポイントでした。
失敗は成功の素ですね。
つづく・・・
- 2012/10/23
- 経済学部