7月14日。
フランスの祝祭日のうちで、最も重要な日をあげるとすれば、おそらくこの日になるでしょう。
1789年7月14日、パリの民衆がバスティーユ牢獄を襲撃したことがフランス革命の発端となりました。
その後、さまざまな経緯はありましたが、この革命は、後の共和制樹立の発端となりました。
 
現在では7月14日はフランス共和国の成立を祝う日になっており、各地で様々なイベントが催されます。
その中でも、とりわけ大きな行事は、パリのシャンゼリゼ大通りで行われるパレードです。
 
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パレードの主な内容は、こうした軍事パレードですが、中でもとりわけ人気のあるのが消防士です。
この日の夜には、パリの消防署のいたるところで、一般の人も参加できる消防士さんとの
ダンス・パーティーがあります。
 
今年のパレードには、トランプ米大統がゲストで参加し、これがメディアの取り上げるところとなりました。
 
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また、この日からちょうど1年前には、南仏ニースでトラックを使ったテロ事件があり、
そのことを一面に取り上げる新聞もありました。
 
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エッフェル塔では花火が上がります。
自宅近くの見晴らしの良い通りに出て見ようとしたら、すでに多くの観衆が詰めかけていました。
 
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ここは私の住んでいる自宅からすぐ近くで、実はエッフェル塔からはかなり距離があるのですが、
それでもこの混みようです。
あらかじめ配備された警備員の姿も多くありました。
 
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この時期のフランスは、日が暮れて暗くなるのが夜10時過ぎです。
花火は夜11時頃から始まり30分程度続きました。
パリは東京に続く2024年オリンピックの招致活動を行っていて、
ここからはよくわからなかったのですが、そのことをモチーフにした花火もあったようです。
では、また近々。
鈴木隆芳
経済学部 経済学科